日本人は教育の敗北なのかリスクテイクという意味を全く理解していない人が多いです。というかそもそも意識すらしていないかも?
もしあなたの資産が円建ての貯金だけなら、あなたは利回り1%以下の円に投資している状況になります。
仮に円安になれば外国通貨に対して損失を出していることになります。もちろん貯金はマイナスのリターンが表示されませんが仮に海外の通貨に変えようとしたときに損失を確定するようなものです。
本質的には例えばドルを買ったあとに売却するときにドル円の動きで損益が出ますが、過去に1ドル120円以下で買えていた期間が圧倒的に長い以上は機会的な損失を出しています。
また、貯金は1%の利回りもないため昨今のインフレ率に敗北しており、貯金しているだけで自動的に損失が確定する仕組みになっています。
去年買っていれば今買うより安い物が多い世の中で円建ての貯金は過去5年で最悪の投資対象なのですが残念ながら多くの日本人は円建ての貯金しかなかった人がだいたいでした。
労働、時間を提供して会社のビジネスモデルから報酬をもらう
資本主義社会において会社とはお金を出した出資者と、ビジネスモデルを構築してそれを運用する社長が基本的に全てを左右します。本質的な所有者は株主で株主を否定したいなら合同会社か非営利団体で働いてください。
ビジネスモデルとは
場所を用意し、仕事道具を用意し、基本的な稼ぐ方法をマニュアルとして統一してそれを持続できるように整えた物で労働とは生み出された仕組みを代理で執行しているに過ぎません。
労働は会社に自分の時間を提供しているだけなので労働者は資本的に何のリスクも負っていません。
労働者が負っているリスクは基本的に時間のみで法律の下ではその権利以上のことは防ぐ仕組みがされており、会社内の人間関係によるいざこざなどは会社が提供したり求めることと何の関係もないです。
会社側が負っているリスクはその人物がビジネスモデルを運用して期待した利益を出せなくても簡単にクビにできず、その人と関係なく時代の変化や新たな産業などで利益が生み出せなくなっても雇っている限りは赤字でも賃金を払う必要があります。
労働者は会社にお金が無かろうが大赤字だろうが契約で決まった賃金を受け取る権利があり、会社が精算されるときでも高い優先度でお金を受け取ることができ日本ではかなり守られている存在です。
労働者は成長性が高く人材獲得競争が起きている利益率の高い業界にさえいければ年収がその人の実力と関係なく飛躍的に上げることができるので、この3つの種類の中でもっともリスクなくお金を稼ぐことができます。
ボーナスなど会社の利益が増えれば自分が時間を提供する見返りになる賃金は会社の成長で一定は享受できる存在です。
投資、お金を提供して会社の価値からリターンを得る
投資はフェーズでリターンの取り方も変わりますが、今回は上場している企業の株式投資をベースとします。
上場していれば企業の価値は常に変動します。
企業の価値を決めるのは
①売上や利益
②株主還元
③企業の成長期待
④金利
⑤テーマ性
ざっくりとこれくらいですが基本的には利益の成長に連動します。
投資家は労働力を提供していないので貰えるのは企業が利益を増やしたときに払う配当金や自社株買いなどの株主還元を受け取ります。
企業が20%の利益成長をし、さらに配当性向(利益から配当を払う比率)を増やせば配当は20%以上増加するので魅力的な配当を見て買いが集まって株価が上昇します。
成長期待で上がる場合は企業の成長こそが株価上昇という株主還元になります。
成長期待の株価上昇を欲している投資家からすれば、仮にその企業が配当や自社株買いの還元を強化しても成長性が落ちれば売ってくるので労働者よりも求めている内容が違うので複雑な世界です。
また、労働と異なり金融環境の悪化で乱高下するので安定感はないですが、インフレや利益成長を恩恵として享受できるので労働者とは違うリターン体系になっています。
労働者が時間を提供して時間あたりの賃金をもらうなら、投資家は会社の成長を期待してお金を提供して時間の経過で期待どおりに成長すれば還元を受け取るのですが、労働者と違って約束されていないので成長から利益減少や赤字となれば投資家に払う義務はないので、労働者は時間だけですが、投資ではお金と時間の両方のリスクを負っています。
投資ではとにかく資本量だけが正解の世界で、資産が10回2倍になっても1万円スタートなら1024万円にしかならないです。
1000万円スタートなら102億円になるので資本が少ない状態で増やそうとするほど過剰なリスクを取る必要があり、労働も投資も爆発的に富を増やすには最初にやることではないです。
起業、全てから報酬を受け取る
自分でお金を用意した起業という全てのリスクを自分で負うパターンを想定します。
株式は100%自分が持つ状態ですね。
お金を用意し、ビジネスモデルを自分で考えて試し実際に売上を伸ばして利益を上げていく。
労働者を雇う段階ではビジネスモデルがちゃんと機能する状態であるのが成功条件で、成長してビジネスがスケールしていくと報酬を自分で決めることができるので会社の成長=自分の給料の上昇、会社に評価額がつく場合は株式を100%持っているなら会社の評価額=資産で給料と資産の両方で恩恵を受け取ります。
日本で起業が成功に最も近道とされているのは外部資本を受け入れても、会社を成長させて売却すれば自分が用意したお金の数千数万倍以上のリターンもあり得るので会社売却で数億円の資産になり、投資のフェーズに移ってお金を提供する側に回るというのが王道成功パターンです。
世の中は起業>>>投資>>>>>労働になっている
労働して投資するのも重要ですが大成功して億万長者になるという道へ行くにはあまりにも不利です。
これはレバレッジが現代では重要というのが真実でしょう。
自分が考えたビジネスモデルを運用してもらう「人」を雇うレバレッジは起業家や事業をやっている人にしか基本は使えません。
労働者がやろうとすれば自分が時給1万円で働いているから生活の全部を時給1万円以下のお金で解決してひたすら働くなどですが、残念ながら1人には24時間しかないです。
ビジネスを運用するために5人の人を雇えば時間を借りるレバレッジを何倍にも効いているので雇う側に勝つことは無理です。
お金にもレバレッジがあります。
投資だと元手の倍以上に借りて資産を買う信用取引があり、
自分が起業のお金を集めるとして働けば納税で減って残ったお金を貯めて時間をかける必要がありますが、借りてきたり出資してもらえば税金を払うのは会社が利益を出してからなので起業では自分の時間とお金をレバレッジにかけて、いずれは人にもレバレッジをかけて成功した際のリターンが複利でどんどんどんどん増えていきます。
レバレッジは負債そのものなので、上に書いたようにビジネスが赤字なら人がいてもお金がどんどん減っていく、お金のレバレッジはなくなればゲームオーバーです。
再び書きますが労働者は基本的に資本のリスクを負わないし、何のレバレッジも使っていないのでリスクをかけずに時間を提供しているだけに過ぎず給料を受け取るだけです。
会社は労働者に保証人や損害賠償するぞ!など言うケースもありますが、日本の法律では悪意があって故意に損失を与えなければ請求することはできないです。
労働者の賃金から日本政府が税金と社会保険料を安定して取っていくのでお金が爆発的に貯まる、集まる、増えるということは労働者には基本なく手取りから投資をして資産防衛したり、頑張って起業したりと新たな道を模索している人も一定数いるわけですね。
残念ながら資本主義社会では資本のリスクを取った人に最大のリターンを与えるので、個人の時間がもっとも高い時間主義社会にならない限りは労働者が他の主体を平均値として超えることはないです。
最後に色々と書きましたが投資だけは時間が味方をしてくれ、資産が10%上がってさらに10%上がれば上がった資産にさらに上昇率がかかっていく複利によって資産が増えていきます。
起業家でも成功すれば投資家になるケースは多く、何らかの形で投資をして資産形成や資産防衛するのは資本主義やインフレが前提の社会では大前提です。
スーパー必殺ウルトラ技として、宝くじで一発当てるというのは労働や起業をスキップすることができる運のチート技でキャリーオーバーの12億円を当てれば、宝くじを買った時点で税金を払っているので当選金は非課税で全てをスキップして投資の王様である資本家になれます。
