マクロな投資感覚の更新

2021年12月2日木曜日

フルツチthings

t f B! P L

 

最近はこちらのブログの更新が停滞していましたが、金融相場の安定感が失われてきたため、色々と経済動向の意見会をしてました。

ミクロな状態としては日本国内は消費意欲は回復傾向ですが、原油高と円安の企業物価上昇は一服感あれど過剰さの解消にまだ時間がかかる。


最も重要なマクロな状態、とりわけアメリカ景気に関しては個人貯蓄が6兆ドルから1.3兆ドルまで低下し、これ以上のインフレ加速の原資は相当減っており、市場に入るマネーも減りそうな状態。

この個人貯蓄は暗号資産や知名度が上がったNFTの高騰

エネルギーや食料資源など不均衡もありながらのコモディティ上昇

強いアメリカ株の上昇と、比較すれば割安だけどコロナ前は超えている先進国株価

遅れて上昇が目立っていたリートや不動産資産

これらの資産価格の上昇を支えていた個人の金余りの限界、FRBの政策転換で量的緩和からバランスシート縮小への動きの加速、2022年に高まる利上げの可能性。


これらを踏まえると、新たに各資産に資金が入るほどの金余りは限界に近づいている可能性が高く、キャッシュリッチ企業な米国ビッグテックや日本ならトヨタの強さ。

IPOやSPACで上場企業がバカみたいに増え、暗号資産も1年でかなりの種類が増え、その上でNFTという暗号資産を使った商品の価値がバカみたいに増えた。これらの新たな資産の価値を上昇&保つためには追加の資金が必要なのは明白ですが、その支えとなるアメリカの限界は近づいているように見えるため。

インフレや資産高を継続するパワーがもう続かない可能性が高く、アメリカの労働市場の改善によっては金余りの限界が伺えると思います。ミシガン大学消費者態度指数も連続の低下であり〜

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