PCゲーマーとして気になるユニティ・テクノロジーズ(NYSE:U)の株価

2022年4月29日金曜日

ゲーム

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※ユニティの社名が間違えていたので修正してます。

私は多くのインディーゲームを遊ぶことから、ゲーム開始時にUnityのロゴを見かける機会がめちゃくちゃ多いです。

市場においてのユニティはVRやメタバース関連として見られていますが、まだまだ拡大するモバイゲーム市場、PCでもビッグタイトルを除くインディー規模で利用されることから、ユニティというゲームエンジンやリアルタイム3Dのテクノロジーは今後の需要は力強いだろうと思います。


ユニティのライバルはUnreal Engineを開発するEpic Gamesであり、親会社がテンセントなのでユニティとは異なり非公開企業です。

UE5の技術デモを遊びましたが、非常に美麗だなと関心はしましたが、UEは大規模タイトルに向いてはいても、それ以外の市場は取れそうにないなと逆に思えてしまいました。


UEはビッグタイトルに向いていると書きましたが、日本企業では任天堂やスクエアエニックスがユニティを採用しており、インディー以外でもしっかりと利用できるゲームエンジンです。

それ以上にイカれたゲームがユニティで製作されているのが面白いですが、幅が広いエンジンであるのは間違いないです。



ユニティテクノロジーズを取り上げている理由

さて、なぜユニティをここまで称賛するような事を書いているかというと、最近のテクノロジー関連株全体の下落により、上場来安値に到達しているからです。


TradingViewによるチャート

左端が上場した時点の株価です。一時は200ドルに達して、最近は70ドル割れに下落しています。

別にユニティ採用企業が減ったとか、成長が鈍化したわけではありません。

ゲーム分野やそれを利用したVRやメタバースは時間はかかれど成長力はピカイチだと思っています。

その中でユニティの技術進化や成長はインディーゲーム全体、モバイルゲームのベースアップには欠かせない存在と思っており、割高な評価は未来への適正評価だと個人的には思っています。

個々のゲームがどうこうより、PC性能の進化に合わせてゲーム全体が進化するためにはゲームエンジン企業には半ば独占でもいいので、オープンソースを利用し、最適化をしやすくし、新たなハードに適用し、実現可能になった要素(表現数増加、物理演算)をもっと強化してと、ゲームで実現できることを増やすサポートの第一線におり、いまの株価下落はトレンドに反しているなと思います。


Youtuberにとっても、彼らが動画にした話題のゲームがユニティで作られていることが多く、支えている存在を理解すらしていませんが、解せないですね。



ユニティ・テクノロジーズの業績


ユニティの業績推移です。

売上は年間40%以上の成長を維持しています。

赤字幅の拡大を問題視する人もいると思いますが、ユニティは研究開発費=技術革新の費用を380億円→520億円→820億円と増やし続けています。


急速に進化していくゲーム市場のニーズに合致するように技術投資を進めており、それにより売上が急成長しています。

こういった技術への投資は過去ならAWSに投資したAmazonのように時間がかかるもので、ユニティが黒字を実現するのは短期的には難しいと思います、ガイダンスは黒字を目指していますが・・・

逆に言えば、市場の成長性がなくなれば黒字になるだろうことを考えると、Amazonのように評価されるようになるには、ゲームエンジン市場の発展上限で独占に近い状態になって初めて黒字化するかな?と思います。



今回は相場に左右されてしまっているユニティソフトウェアというゲーム業界の発展を担うゲームエンジン開発企業を取り上げました。

未来はどうなるか分かりませんが、ゲーム開発が同時にゲームエンジンを開発するという業務は現実的ではないため、それが出来ない規模のスタジオからしたら、自分たちがしたいことをゲームエンジンの発展で実現できるようになる形がベストで期待しています。



ユニティのエンジンを利用して開発された有名タイトルを紹介したサイト記事↓

あのゲームもUnityで⁉Unityで作られた話題ゲーム一覧【2022年】

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