高値から10分の1に向かっているゲームエンジン企業

2022年5月11日水曜日

ゲーム

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ユニティをウォッチしているので最近取り上げることが多いですが、最近の世界的なリスク資産からの資金流出でゲームエンジン大手のユニティが高値から6割下げた後で、本日決算が発表されたことで30近く%下げています。 



2022年に65%下げて48ドルになってから、決算発表により34ドルへ急落しています。

2021年であれば大丈夫な決算内容でしたが、2022年の相場では黒字拡大以外は売りという典型的な不況相場的動きです。

不況になると思われる状態だと将来利益を低く見積もるため、より深刻化していくんですが、最近のネットフリックスやAmazon、UPST、PLTRの株価を見ているとユニティ同様に成長性を相当に過小評価しだしており、逆回転相場です。いまは黒字を生み出す事業が伸びることのみが期待されている状態です。


昨日の記事でユニティの危うさに少し触れていましたが、自己実現的予測でしたねw↓

PCゲーマー御用達の企業の株価が年初来で大暴落!!ゲーマーは消滅したのか?

現在のユニティの株価は低迷していますが、次の決算が悪ければさらに悪化するため、PCゲームエンジンの成長性がないと市場が判断していることになりそうです。

ユニティに投資したいですし、ゲームでもお世話になっているので応援したいですけど、世の中の流れがあまりに良くない状態です。

例えばゲームハードのように生産ができないというわけでなく、既存ユーザーがユニティのゲームエンジンを使うことで右肩上がりに採用ゲームが増えていくはずなのに、ここまで売られうのは全部売りのためでしょうが、そんなことではPBR1倍まで際限なく売るのか?ということになるので、米経済が本当に折れる前にFRBが金融政策を遂行できるか?に期待です。

が、2021年に間違え続けたFRBはいまの株式市場を見るに間違いを深堀りしているようであり、株式市場を救えというよりかは実体経済に影響を与えないことがもはや無理な状態にまできているのが失策だろうと思います。


アメリカの社債金利はベースの3%に上乗せ5%で年利8%に到達しており、これは直近ならチャイナ・ショックやコロナショックなど危機時の水準なため、企業にとっては相当な不景気な状態に突入している点が非常にマズいでしょう。

赤字企業は社債の満期が平均で7年と言われており、どこかでロールオーバーしたりしますが、今回は新規借入の低下が将来売上を減らしますし、銀行の収益性を悪化させますし、インフレ自体も将来売上を過小にするため、成長企業への追い風はもう少し続きそうです。

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