PCゲーマーは日本においても増えていると感じます。それはネットを見ていて思う感想ですが、それに反してPCゲームやゲーミングPCに関連する企業は暴落を続けています。
インテルの見通しではPC向けの半導体の成長率は年率一桁になり、メタバースなど新たなデバイス分野がこれからの成長分野とされています。
つまり、いまはPCゲームなんかより、ずっと先のメタバースを見て世界が動いているようです。
以前にも挙げましたがPCゲームの肝心なゲームエンジンを開発しているユニティは年初来の半年未満で株価が半分以下になりました。
私が好きなゲームでもユニティ製というのは数多くあり、ロゴの掲載がないゲームでもユニティ製のゲームは数多くあります。
現在のユニティの株価は低迷していますが、次の決算が悪ければさらに悪化するため、PCゲームエンジンの成長性がないと市場が判断していることになりそうです。
お次は日本企業でマウスコンピューターを展開しているMCJです。
年初来から2割下がっており、ゲーミングPCの売れゆきが悪いのでしょうか?
いまより下がると2020年2月以来の株価になるため、資本主義世界で2年での成長が0というのは投資先としては最悪です。
マウスコンピューターはCMをよく見ますし、私も一部投資していますが、eスポーツもゲームの流行も関係ない状態です。
最後はエヌビディアです。
こちらはゲーマーなら二択のGPUから選ぶため、気づいたらエヌビディアだったくらいの頻度で登場するグラフィックボードを製造している半導体メーカーです。
世界的な需給混乱は続いているにせよ、年初来で4割下げは強烈な物があり、上3つの流れを見ているとPCゲームの終焉を彷彿とさせます。
ちゃんと分析するなら世界中のSteamアクティブユーザーの推移を見れば分かるでしょうが、投資の世界は未来を見ているので、年率○○%ユーザーが増えるのか?が重要であり、インテルの経営戦略から読めるように、ただのPCゲームというテーマは既に頭打ちしてしまった感じすらあり、eスポーツが投資対象として見向きもされなくなったように、中途半端な立ち位置にいる可能性があります。
ユニティならエンジン利用ユーザーの増加+ユーザー単価の上昇
MCJなら供給混乱からの素材遅れや高騰などへの対処、その後にPC自体の需要があり、さらに深く見るならPC自体も高い物が売れないといけないです。
エヌビディアであれば足元の製造能力の確かさに加え、将来の主要市場であるVR等のメタバース向けの半導体の開発競争に勝てているか、市場の勢いが減退していないか。
3つの企業でも見るべき対象が違うでしょう。が、総じて暴落です。