アメリカでは独立系書店など個性豊かな書店が増えているようで、ミレニアル世代は大型店舗を好んだりといわゆる書店が復活しているようです。
アメリカはヤングアダルト向けの日本だとなろうに駆逐されたような、小中学生向けの書籍が読まれた本のランキングに入るくらい、若い人も本を読んでいる国。
一方で日本は最近だと以下のような記事があり、半数が読書しない日本人という事実。
52.6%が読書すらしない…世界一学ばない国・日本の「1兆円リスキリング支援」が失敗すると言える3大理由
私は読書をする方だと思っていて、投資家なのでビジネス系がメインではありますが、現在は月に8冊ペースで読んでいます。
読書をしたい!という人で100冊読んだら頭が良くなるのでは!という間違ったビジネスマンがいますが、本は読んだら考えて、自分の中で消化して、読んだ違う本との知識と結びつけたりと使える知識にしないと意味がないので、私の場合は人生最高の書に出会ってから読書が趣味になりましたが、運命的なものがないと読書趣味は難しいのかなと思います。
また、サラリーマンにとっては読書よりも資格勉強などのほうが効果的なので、私みたいに投資やビジネス方向に振り切っている人は読書で得た知識がより生で活きてきます。
投資家で読書家からするとリアル書店は宝の海
私は投資家かつ読書家なので町中でも投資に使える情報を探しています。
リアル書店は人気トレンドがあり、投資ブームなら投資本がおすすめコーナーに出てくるし、投資ブームが後退すれば消えていくというシビアな世界です。
書店のおすすめコーナーは書店ごとの色があり、トレンドも捉えながらも、その道に詳しい人が作り出すコーナーは見ていて楽しいです。
これはAmazonでは無理なことであり、流行りのファスト動画でも無理です。
中田敦彦氏などの読書のファスト動画による弊害
私は書籍に関しては要約もファスト動画も見ません。
本を書いた人と一対一なのが読書ですが、そこに中間搾取のように要約する人が入るとノイズです。
例えばですが中田敦彦氏の動画を見て、そこから実際に本を読む人は1割もいないでしょう。
なぜなら、要約やファスト動画は分かった気にさせる、人気や大事そうなことを外面的に分かった気になれればいいもので、誰も本質的なところは見ていません。
同じカテゴリーの本があったとして、1冊の中だと重要でない項目が、違う本でも同じように触れられていれば、そこが実は重要なことなのでは?となるように、1冊さえも思考して読めていなければ、何冊読んでも消費しているだけになります。
要約やファスト動画はその機会を奪うとともに、本を決まったフォーマットにはめることで無力化させる弊害があります。
この分かった気という点と、決まったフォーマットにはめることによる理解した気になるというWの気によって、人々は時間がないから本を読んだような納得感を得られるコンテンツで、実際に同じ本を読んだとしても優秀な要約やファスト動画の人ほど読み込めないために敗北感も感じることで機会を奪うでしょう。
分かった気になった人が、要約により簡易化されたAtoBのような結論をネット上で語ってしまい、私のように意図的にやるならいいですが、「え?それマジで言っているの?」という人が量産されます。
例:○○だから○○!という断言。断言は注目を集めたいときにすることで、要約やファスト動画はやりがち。特に経済や金融にA→Bだけは基本なく、この思考はビジネスや投資では危険。
これは知ったかぶりではなく、他人のフォーマット通りに知っただけの人は考えていないし、実際に読んでいないため攻撃的なだけの薄い発言で、反論されたら適切な反論はできないという悪魔が生まれますw
ネットや友人に語るくらいなら、中田敦彦氏のファスト動画などで十分です。
しかし、私のように投資やビジネスで使おうとすると、しっかりと理解できて思考までしなければ失敗というシンプルな結果が帰ってきます。
そこまではいかないけど、分かった気になりたいという曖昧な人が読書をするわけではなく曖昧なまま、分かった気になりたいという状態で、読書要約やファスト動画はこんなに人気なのに…
日本人の半数は読書をしていない。という結果になるみたいです。