投資家が節約してどうする!?

2023年3月9日木曜日

雑記

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日本株の調子が良いので巷では投資熱が高まっています。

私は今年だけで4銘柄の恩株が生まれたので、これらが将来に渡って配当を無償で提供してくれる好循環になっていますが、投資を勧める人は同時に節約も勧めるのは遺憾です!




投資家が節約してどうする!?

投資家の経済活動は将来にリターンが帰ってくるという期待のもと、1年間でどれくらいのリスク・リターンを許容するのかによって運用方針が変わります。

フルポジションを組むには節約が必要になる場合もあるでしょうが、投資のリターンは使わないと社会にとって意味はないだろうと思います。



投資は将来に利益を期待する行為で、節約は現在時点の支出を減らす行為です。

これを同時にやると社会全体で見れば、企業への投資はされているのに実社会の消費マインドは最悪ということになるでしょう。

生活する上で必要な家賃、水道光熱費と食事代くらいが必須でそれすら削る人もいますが、それ以外を削るのがまずは基本となるのが節約でしょう。





日本の投資家で長期投資家は皆無

私は日本株メインに移行したので日本市場の癖が分かりましたが、ほとんどの投資家は1ヶ月さえ株式を保有していないです。上がっている間は持っていると思うでしょうが、他の需給が良い株式があれば、あるものを売って、稼げそうなものを買うという行為が日本株プレーヤーのメインストリームです。

日本で転売やロレックスマラソンが流行ったり、暗号資産がブームになりやすいのは上のタイプが多いからでしょうね。



日本人が日本株に期待することは短期のカタリストです。

=次の決算が良い、良い材料が出た出る等

投資で人気な井村俊哉氏も短期のカタリストを追っていますし、日本人投資家は効率性かあるいはギャンブル性を求めて、短期で上がりそうな銘柄に可能な限り早く乗っかるのを基本としています。

こんなことをしながら節約なんてしていたら文化度はなさそうなものですね。





投資の利益は使う

私は利益の半分程度は使うようにしています。

既に証券口座内で資金が回っているので、資金を引き出すではなく、預金などから使うようにしています。


投資は長期で普通にやっていればプラスサムで、社会が生み出すリターンを受け取る行為です。

ただ、日本社会全体で見れば株式市場から恩恵を受けている人は1割もいないでしょうから、例えば日本産を買うとか、地元のお店に行くとか意図的に使うところを選んで社会に返そうとしています。


私は上の理由で日本酒巡りや、古酒、日本産ワインなど文化的に重要度が高いと個人的に思っているところに使っていますし、国産の新興腕時計メーカーを物色していたりしています。

これはひとえに日本株という日本からのリターンを、AmazonやSteam、海外製腕時計、アルコール等に消費してしまうと無意味化するなと思うからですね。



なので、私が包丁に興味があれば和包丁を買っているでしょうし、小物に興味があれば工芸品を買っていると思います。

日本の伝統工芸品は引き継ぎ手と需要が同時に減っているので、海外需要を見込んで値段が上がっているのがありますが、じわじわと伝統工芸品がロストテクノロジー化していくことを見込むと、伝統工芸品も集めていきたいなと思うところです。



将来のために預金や投資をしていくのは重要だと思いますが、そのために自分の人生と日本の将来を切り売りする過剰な節約志向は、ダイエットブームと同じで全員がしたら意味ないよねと思いますね。

みんな痩せる→もっと痩せないと→∞

みんな節約してる→もっと節約しないと→∞

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