新しいゲームを遊ぶときに先入観はどうするべきか?

2024年5月23日木曜日

ゲーム

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新しいゲームに触れるときにジャンルや類似したゲームで先入観がどうしても入ると思います。

私は可能な限り、そのゲームが〇〇の後継作という訳でもなければ、数多くある同ジャンルの中で独立した1作として扱うようにしています。


他方で、新しくやるゲームの情報を事前に知っている方が遊びやすいし理解もしやすいですが、そうなるとそもそも遊べるゲームの総量自体が減ることになるでしょう。

全てを事前に調べるのなら、10点満点で7点以上のゲームを少なくとも選ぶだろうと思っていて、気になるからといってSteamで賛否両論評価のゲームを調べる人があえて選ぶには良い結果がないと難しいです。




3月に美しい海洋世界に要塞などの拠点を作るBulwark: Falconeer Chroniclesというゲームがあるのですが、発売後にタイトルが変更され、

Bulwark: Falconeer Chronicles, The Creative Building Sandbox

クリエイティブなサンドボックスの建築ゲームであるという強調を加えたわけです。

このゲームをスクリーンショットや体験版の導入範囲だけで判断すると海洋世界を拠点で繋いで発展させ、敵との戦いがあるストラテジーゲームとなるわけですが、開発元はその戦略のところはサンドボックスで自由に美しく作った拠点が機能する一部に過ぎないよとタイトルに手を加えたわけです。


このゲームの問題はSteamのタグと戦いや拠点づくりという類似点だけだと、ストラテジーゲーム色が強すぎて開発元がメインとした要素ではないところで評価されるのが先入観から評価を下げてしまうという点です。




最近のゲームはストラテジーゲームでない限り、チュートリアルや導入は1時間以内、もっと言えば10分程度もかからない短略化がされています。

チュートリアル不足や説明不足と言われるゲームも増えてきた中で、先入観となるゲームの情報が少なくて始めるとそれはそれで厳しいというゲームがあるのも事実です。



先日に書いた記事でレビュー評価問題を取り上げましたが、この先入観が強いあるいは認知していないと、自動化ゲームの新作を評価するとしましょう、SatisfactoryやFactorioなどの人気タイトルと類似するのは仕方ないし、過去を遡るともっとあるのでそこと比較しておすすめしないとする人もいるわけです。

ストラテジーや自動化などのニッチなジャンルはそこにいるユーザーも限定的で似たジャンルを何作もやっているため、同ジャンルの数多の作品の先入観ありで評価をしていくと新規層が少ないジャンルだけ評価が渋くなり、よほどのスーパー作品がでない限りは圧倒的好評なタイトルは生まれづらくなる原因となりそうです。



私が全く知らないジャンルの新作ゲームをやってみようと評価を見て、知らない過去の作品と比べてダメだとレビューが一定あって影響されたとしましょう。

過去作の方が基本的に安いはずで、たぶん評価も高いでしょう、それを買って遊んで満足したなら新作の方は「過去のこの作品よりダメらしい」と遊ぶ機会をなくすでしょう。

未だにローグライクアクションゲームは多く出てきますが、新作が出るたびにヴァンサバかHadesだけで良いとなったらジャンルは先細っていくと思います。




今は超高評価や超大作と言われるゲームが年に数十本、ジャンル問わず出てくるので年間で10本ゲームを買うだけでも余裕でゲームライフを満喫できます。

ゲームユーザーは増加していると言われていますが、それは全ジャンルではなく流行りのジャンルやライトなゲームなどがメインであり、最近言われるようにRTSみたいなニッチジャンルはユーザー固定で新作の評価も上がりづらい=新規がいないので先細りジャンルを少し憂いています。


私がゲームにどっぷり浸かるきっかけになったのはRTSなので、このジャンルの新作が選べるくらい出るなら試したいと思う反面、成功確実そうな手堅いRTSばかりが出てきて遊びたいと思える挑戦された新作がないので少し離れています。


同様なジャンル内で古参が多くて発展が難しくなっていゲームは結構あると思っていて、かといって新陳代謝も最近のゲーム業界の相次ぐレイオフやスタジオ閉鎖から考えると難しそうに思えます。

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