Steamはおすすめできる/できないの2択なので、特に日本人向けにニッチな作品でなければ日本人のレビュー評価は低い傾向にある。
試しに確認した、最近発売された2本の新作ゲームはSteamで非常に好評で日本語対応しているので日本語のレビューもありますが、英語のレビューと比較すれば日本語レビューだけだと評価率がやや好評あるいは賛否両論まで落ちる場合もあります。
これは日本人気質があると思っていて、たぶんですが日本人のゲーマーがレビューする場合、追記を前提としていない場合はゲームをある程度進めてレビューするでしょう。
何らかのバグやシステム等の不満がゲームにある場合、公式Discordやフィードバックするのではなくレビューのところでおすすめしない理由として改善できるポイントを書く傾向が初期のレビューだと強く、日本人だけレビューが低いという作品は何例か挙げられるでしょう。
特に日本語対応をわざわざしたインディーゲームの場合、早期アクセスでなくともアップデートで改善するにせよ、早期アクセスなので今後改善されるにせよ、そこを前提とせずレビューに書くのでおすすめしないの比率は日本人の方が有意に高いだろうと思います。
英語だとそんな理由でもおすすめなのかよ!と思える数だけカウントされるような、究極言えば客観的には知らないけど遊べたからおすすめ!くらいの内容でもおすすめになりがちで、英語圏だと開発や運営に内容と別の不満がなければおすすめをする傾向が強いと思われます。
日本だとどちらでもなければレビューさえしないという点があると思われ、指摘として日本人の購入量に対して評価数が比率として少ないというのがあり、サイレントマジョリティが評価の押し上げを欧米圏よりしないことで日本人は有意におすすめしないレビュー比率が高まるのだろうと思います。
データではレビューのおすすめの比率について
英語圏:85点
中国語:82点
韓国語:83点
日本語:76点
と、やはり日本人だけ突出して低い結果になっています。
英語圏と比較すれば9点も差がありますし、英語圏の評価はSteamだと非常に好評、日本語だとやや好評となるのですが、この差はゲームを継続的に売る場合は致命的な差です。
レビューでバグの多さは英語圏でも書かれるところですが、日本語よりは比率で言えば低く、英語圏のレビューはそこまでバグに触れていなくて評価が9割くらいおすすめだけど、日本語レビューは不満点等々を書いていて比率が上以上に乖離しているゲームがインディーゲームや小規模な物では突出する傾向にあって、まだレビューが少ないインディー新作で90%がおすすめで中身を見ると日本語だけおすすめしないが多い比率になっているとなんだかなあ?と思います。
最後にタイトルについてですが、特定の言語のレビューを外した評価率を公式で見れるようにすれば、英語/中国語/日本語対応のゲームの場合に評価の地域の差異が明確化するので欲しい機能です。
私はSteamレビューを英語と日本語を表示していますが、ストアページから見える英語レビューは絶賛だなーと一覧表示に変更すると…
第一言語の設定で隠れていた日本語レビューが上に表示され、批判の比率が英語と違って多!となるのであんまり参考にならないかな?と最近は特に感じています。