動画配信をしている人はかなりの確率で先行プレイをやっている。
先行プレイの意義は配信前にSNSに情報が出ることで認知を広めたり、やりたい欲を刺激したりがあるでしょう。
そもそも配信だけ見て満足する人は先行でも発売後でも買わないため、発売前に配信者に動画等を作ってもらうことにはとにかく見てもらう事が重要なのだと思います。
そこで、配信者が先行プレイや提供を受けるのはどういったルートがあるのか解説していきます。
先行プレイは実績とジャンルの深掘りをしていると来るようになる
私のチャンネルはローグライクやSジャンルをやっていますが、先行プレイのお誘いがくるのはローグライク、シミュレーション、ストラテジーゲームが基本です。
例えば、新作ゲームをプレイすると想定されるユーザーが興味ある同ジャンルのゲームの動画を検索してヒットしたチャンネルにメールを送ってくるように思います。
PCゲームやインディーゲームは発売数が多いので、配信者は単発が基本になりますが、その中で比較的継続している人には話自体は相当来ると思います。
再生数は1000くらいあれば十分来るようで、例えば総合の再生回数や登録者数は1000万、1万くらいでも十分に来るはずです。
最近はとにかく多くの配信者にチャンスが来やすくなっているので一斉に動画が出ている感というイベント感も提供や先行プレイにはあるでしょう。
体験版を動画にしていたことで来る提供
ゲームの開発元が体験版を出すのは認知してもらいウィッシュリストを増やすこと、それと感想をもらうことだと思います。
体験版を出していた動画で製品版の提供に至ったものが数多くあり、大手パブリッシャーでも体験版を見てというお声がけもありました。
特に小さいインディースタジオだと体験版をやってくれたというのは大きく、なおかつ日本人配信者となると皆無なので、日本語対応の可能性があり体験版を動画にしていたとなると話は来やすいのかなと思います。
ただ、興味があるゲームの体験版だけにするべきで体験版をやたらめったらやるのはどうかと思います。
私のチャンネルでは新ジャンルor上に書いたジャンルの体験版を基本としていて、やったけど出していないゲームも多くあります。
自分から開発者に連絡するパターンの提供
やり取りは英語になりますが海外の配信者が先行プレイ等をしている場合、やりてえなと思えば自分のチャンネルのURLと理由を書いて直接連絡するパターンもあります。
昔はちょくちょくやっていました、メールやSNSへのアピール等
これで興味を持ってもらうと、紹介から似たジャンルの新作の話に繋がったこともありますが、連絡が帰ってこないことも当然あると思ったほうがいいでしょう。
マーケティングとして興味あるか?全体に送られるパターン
こういった新作ゲームを作っています、いついつリリースします。
興味がありますか?という連絡も多いです、これは提供に近いですが特定の配信者に送っているわけではなく、興味があれば貴方のチャンネルのURL等の情報を書いて送ってねという感じで配信者に認知してもらうのが目的のようなパターンですね。
先行プレイならゲーム開発をダイレクトに支援するのもあり
シンプルなクラウドファンディングで先行プレイの権利を獲得するのも重要な戦略です。
あるいはSteam以前の反響によってはSteamからリリースもあるかも?というゲームを、広まる前に支援してリターンを得るのも先行プレイのチャンス獲得です。
どうせ動画配信をするので、誰よりも先に遊びたい!と欲求的にそのゲームが今すぐやりたい!という場合は製品版が発売するときより何倍の料金を払ってでも、支援という形で時間を買うのもありありです。
配信者側のリスクとしては認知度が全くないので、消えていくゲームが多い点ですね。
大手の配信者ならゲームのクレジットに乗るような支援を最低でも1作品くらいはやっていると思います。
先行プレイや提供のパターンを色々と書いてきました!
一番楽なのは自分のチャンネルを見てもらって、〇〇というゲームをやっていたから内のゲームもやってよ!とか、このジャンルは好きだろうとチャンネルのコンテクストを読んで話をくれるものです。
ちょっと大変なのは〇〇日に発売されるゲームの配信者を〇〇名探していて、連絡くださいみたいなパターンで連絡を何往復も取らないといけないのでざっくりと配信者を探しているパターンだとマッチング要素が強くて個人的にはやらないことが多いです。
ゲーム配信で一定程度の余裕があるなら、クラウドファンディングなどのゲーム側を支援するのも還元的には必要だと思っていて、早期アクセスも実質クラウドファンディングみたいなものですがw、とにかく突撃するのが役目として少しあるのかなと思っています。