オタク文化の大衆化かあるいは標準化

2023年1月15日日曜日

雑記

t f B! P L

20代でゲーム、アニメ、漫画にノータッチだと同世代と新しく交流するときに共通の話題で苦戦すると思います。


例えばAmazonのプライムビデオで見放題の上位ランキングを見ると

ブルーロック、ヒロアカ、スパイファミリー、ドラえもん(New)、チェンソーマンとトップ5にドラマや映画がありません。



サブスクで誰もが簡単に見れるようになった、Youtubeで共有しやすくなったなどの背景があると思います。


昔のオタクコンテンツは深夜アニメや多すぎる漫画など一般層は触れる機会や到達する機会が乏しく狭い仲間内で楽しむ感じが強かったでしょう。

しかし、いまは月1000円くらいで話題のアニメは全部見れるので、アクセスのハードルは0といっていいレベルに低いです。


ただ、これはYoutubeで簡単に新曲に触れれる、Spotifyで最新曲も聞けるから話題となるときの勢いが凄まじいのと同じで、アクセスが簡単になったことでアニメ側もオタクだけが楽しめるという領域をいつの間にか脱していて、今でもThe オタク!アニメは比較的地下に埋もれています。


ゲームにしても、ゲームプレイ動画がYoutubeで腐るほどあるし、プレイしようと思ったらネットで機械オンチでも簡単にアクセスできる。コスプレイヤーやVtuberがプレイするFPSは今なら誰でもやりやすいコンテンツでしょう。




世間がネットになった!

ネットで話題になる事が急速なネットの標準化によって、世間で話題な事に昇華され、世間で話題=ネットで話題と同質化してしまい、反発する一部のネットユーザーはいますが多くは受け入れています。(広告費でネットが既存メディアを超えたのもある)

今ならTVやたまたま流れてきたニュースが気になれば、SNSや動画サイトで調べることも多いと思いますが、これがまさに世間で話題=ネットで話題です。

昔ならネットで検索となると2chなどアンダーグラウンドな場所程度でしたw




別にいわゆるオタクは数が増えなくても現代なら武器になる

例えばクラスに3人オタクがいたとして、クラスが30人とすれば4クラス120人で12人のオタクが1学年にいたとしましょう。

3学年で36人のオタクがいるのを日本中で計算すれば結構な数になります。

昔なら秋葉原など集結するホットスポットがありましたが、現代ならネットで集まれば勢力は築けるので、昔の日本中にで局所的に少数だったオタクが集まれば相当な数になるので、ネットでは早期にオタクコンテンツの収益化に成功していたのでしょう。


オタクは比較的儲けを嫌う傾向があるのかな?と勝手に思っていますが、それはメディア展開的などの自分たちの手から離れる儲けの展開が嫌いなだけで、広告や課金みたいな1回ずつなら対したことない消費なら基本は寛容で、広告嫌いや課金嫌いはいますが、それでも彼らが見たいやりたいコンテンツはそれ以外では収益化になかなか成功しなかったので浸透していきました。




オタクコンテンツは儲かるのか?

最後は投資家としての私の視点で終えようと思います。

オタクは自分たちがのめり込める物が好きでしょうから、働いた場合にお金の使い道がそこくらいしかないのでしょう。

Vtuberやウマ娘など、私の中だとコロナ以降の代表的オタクコンテンツはこの2つです。



では、この2つを展開する企業の株価がどうなのかを見てみましょう。



エニカラーはにじさんじの運営元ですね。

私はVtuberなら芸能人よりスキャンダルリスクが低く、管理が楽で、しかも権利は基本的にエニカラーにあるはずだから独立ムズくね?と高評価しています。

ルックスは技術で上がるしね・ω・


株価は12000円→6000円へと一時的に半値になっています。

Vtuberは実はちゃんと見たことがないので理由は分かっているけど、どうなんだろう?という感じで触れずにおきます。



サイバーエージェントはウマ娘の運営元ですね。

W杯を運営するAbemaで無料放送したことでも知られますが、その放映権をウマ娘の収益で払ったということでオタクが経済を動かしている!と張り切っていましたね。



エニカラーは22年上場なので凄まじい勢いで株価上昇して、いまは復活への待機中でしょう。Vtuberを見ないので勢いは知らないです。


サイバーエージェントはウマ娘がさらに拡大するという事がないので、稼ぎ頭ではあるんでしょうが、株価としては下げ続けて落ち着いた感じです。


オタクがVtuberとウマ娘を盛り上げているなら株価はもうちょっと上にいそうですが、悪い書き方をするとオタクコンテンツは儲かるけど持続性と再現性がないというところでしょう。


ビジネス向けの一般人が知らないサービスは高い継続性と、さらなる付加価値で爆発性はないけど右肩成長を続けます。

しかし、オタクコンテンツというのは同じ運営元が継続的に右肩上がりの儲け方をしているというケースがほぼ見当たらず、オタクコンテンツを大量に取り込むのが上手なKADOKAWAや東映はIP利用が上手いだけで、確かオタクはそういった儲け方嫌いだよな?と思ったりして、オタクが熱狂するコンテンツを生み出し続けるということの難しさを感じますね。



ウマ娘、Vtuber…

次にオタクはどこへ行く!?

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