多様性が日本で進むほど社会で弱くなる唯一のグループ

2023年2月13日月曜日

雑記

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ESGでもSDGsでも、多様性のある社会でも、何でもいいですが

多様性が日本で進むほど、特に大企業中心に日本人男性社員の割合は減少するだろうと思います。特に役員クラスなら女性活躍の観点から男性の競争はレベルが上がるでしょう。



適当な上場企業のHPにアクセスして、多様性や企業の特徴みたいなところを見てください。

多くの企業は世界中でビジネスをしていること、女性社員や役員の割合、企業によっては外国人社員の割合も書いてあります。

企業によっては目標を設定し、女性役員を半分に増やすなどの目標を掲げている企業があります。


そして、優秀な経営者とされる方は外国人材の活用を優先します、なぜならチームに外国人がいればその観点から他国でビジネスができる、多様な意見からチームが活性化するなど、外国人の数を増やす方向にある流れは変わらないでしょう。



そうすると国内で最も活躍の場を奪われるのは日本人/男性というカテゴリーの人になるでしょう。

昨今のパワーカップルでは女性の方が高賃金であることが珍しくなく、東京なら女性の方が賃金が高いというのは珍しくないです。


これは文句ということではなく、活躍の主体が拡大したという程度の話。

それでも足元で進みだした多様性なので、まだまだ日本人男性が日本社会でもっとも強いように見えていますが、エリートではないところから他のカテゴリーの人材が活躍しています。



私は投資家なので上場企業の役員を見るんですが、比較的なりやすく需要のある社外取締役に経歴的にどうなったんだろう?という女性役員が最近は増えつつあります。

海外に倣って、役員比率の40%を女性とするなら今の上場企業数だと12000人くらいなれますね、兼任も考えると少ないでしょうけど、役員レベルだと女性活躍はスカスカと言っていいでしょう。ただ、社外取締役中心で女性が役員になっているという問題は指摘されています。

私が疑問なのは今の日本社会の形で12000人も女性が会社役員になりたいと思うのかな?という点です、上場企業で女性社長って結構いまして、ビザスクは個人的に注目していますが、子育て支援で注目されるポピンズも女性社長です。

ただ、実務や社内で上がってくる役員となると女性は色々な社会的ハードルで今は皆無なので、今後変わるのか非常に疑問です。


少し女性役員が多く育成されるか考えていきましたが、もし成功するのであれば現場の管理職レベルで女性成功のモデルケースが各企業で増えるため、社内で昇進しやすくなるのは女性となっていくでしょう。

いまは女性活躍のモデルケースがシンボルはいても、各社の現場レベルではいない点だろうことを考えると、徐々に男性社員の活躍の場は失っていくでしょう。


多様性の進行で今までなんとか社内に入れた男性社員は入社すら難しくなっていくでしょう。



日本国内だと人手不足が深刻なのでそう簡単に転換すると思いませんが、130万円の壁撤廃で労働時間の拡大、大企業が抱える不要な人材の削減など労働移動と労働意欲を積極的に削いでいる税制が変われば人手不足はだいぶ楽になるでしょうが、全体として進まないのも日本の問題と言えるでしょう。


結論、社外取締役中心に会社役員は今後女性が1万人規模で増えるでしょう。

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