私のように投資家はどうやって株から継続的な利益を得ているのか?

2023年9月29日金曜日

知的ゲーム 投資

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目次


私の本業は投資家で、Youtubeは道楽的にやっています。

あの再生数で生活できていたら奇跡でしょうw


投資家は世間からは安定しない収入源と思われていますが、時間さえ味方にしたら長期的に必ず資産が増えていくので、そのプロセスを説明していきます。

これで私、フルツチがなぜYoutubeに遊びをメインとした自由なゲームライフを満喫できているか理解できるはずです。

また、今回は個別株を事例として取り上げますが、私は利益を独占したいタイプなので勝てる投資先は絶対に紹介しないです。




投資家はどうやってリターンを生むのか?

投資家は個別株に投資をしたら、基本的に待機が基本です。

高レベルの投資家になると儲かるタイミングが分かり、利益が増えだしたらどこまで株価が上がるかまでは計算している場合もあります。


でも、投資は運ゲーでしょ?、上がりすぎて買えない場合もあるでしょ?と一般的な疑問があると思いますが、それを回避してもっと儲けるのが投資家です。




銘柄スカウター

こちらは私の投資の成功例の一つであるアズームという企業の2年間の株価推移です。

2400円から8000円まで上昇しています。

さて、株価チャートだけ見たらこの企業を買えるでしょうか?


この問いを解消するのがPERです。




先程の株価チャートに赤色のPERの線が追加されました。


PERとは?株価変動はなぜ?

  1. 株価を利益で割った指標
  2. 1000円の株価を100円の利益で割ると1000÷100=10
  3. PERが10倍
  4. もし、利益が倍になれば1000÷200=5倍
  5. PER5倍は安いから10倍に戻る=株価が倍になる


アズームはPERがこの2年間だと24倍から61倍で推移しており、現在は60倍です。

これでは買えないですね。平均のMAXの位置にあり、割高です。


PERを15倍など全体から平均を取って投資する方もいますが、私はPERが100倍でも投資します。




投資家のリターンが確定する瞬間

2年のチャートをぐっと縮めて、22年9月から23年1月の期間にしました。

真ん中の時期に注目してください。

PERの赤線が大きく落ちて=PERが低下

青線の株価は上昇しています。


ここが投資家が儲かる最高のタイミングです!!!



なぜ儲かるのかを順番にしますと…

①本決算あるいは2Qなど業績が変動する発表がされて利益が成長する修正や予想が出る

②PERは利益によって大きく低下する

③株価はPERを適正値に戻すために上昇する

④投資家は株価上昇とPER低下で継続的な利益フェーズに突入する

③がもっとも重要で、会社からの発表でPERが大きく変動することで投資家は利益や損失が出ます。今回の例の場合は大きな利益となっています。

これが投資家が儲かるひとつの方法です。


大前提は決算によって業績が上向くことです。

そして、業績が上向く前のPERが平均から高すぎないことです。




儲かり方が分かった上で株価チャートを見ると

PERが60倍は確かに高いです。

しかし、昨年の11月に本決算によって業績拡大=PER低下と株価上昇が起きたという前提で見ると、現在は昨年同様の期待で決算に向けて株価が上昇していると推測できます。

再び利益が増加してPERが一気に下るほどの業績拡大があれば、60倍のPERは40倍か30倍まで下がる期待がされ、期待通りなら決算後に株が買われます。


このリターンを配当株などに回して、1年間の安定利益を確実に増やしていけば投資家が最低限の利益に困ることはないです。





ケリー基準を用いれば、投資はさらに計算可能で安心に

ケリー基準は主にギャンブルに使う指標です。

ギャンブルかよ!やっぱり投資はギャンブルか!と思われるかもしれないですが、非常に理論的な計算法で、ウォーレン・バフェットも使っているとされています。

そして、ギャンブルといってもポーカーなど長期的に勝てる期待値が計算できる場合に使うもので、パチコンなどに使えるかは知らないですw



ケリー基準とは?

自分の資産をどれくらい賭けて勝負に出れば最高の複利が実現できるのか?を追求したものです。


例えばですが全資産を突っ込んで、決算の勝負をし続けるなら勝ち続けないとどこかで致命的な傷を負います。もしかしたら一撃で資産が半減するかもしれないですね。

それを防ぐために安全域を確保して、確実に資産が増えるように計算するわけです。




投資額を決定する計算方法

自分が投資する株の利益は+30%とします。

そうなると自分で分析をしたと、これは自分だけが思っている数字でもいいです。期待値ですから。


500万円投資したら150万円儲かると期待しているわけです。

ただ、決算後は株価が乱高下するので10%下がる可能性と変動が0の可能性を入れて考えます。


勝率ですが、これは自分がやってきた経験が必要なので場数が必要ですが、今回はほぼ勝てるやろ基準としますw


500万円の投資で

60%の確率で150万円儲かります

20%の確率で変化なしとします

20%の確率で50万円負けます


(150×0.6)+(0×0.2)+(-50×0.2) = 80

利益の最大値の150で80を割って×100します

= 53%となり、資産の53%で投資をすればいいことになります。

500万円が原資だったので約250万円です。

ただ、これが恐いという方は投資額を半分にするという方法があり、125万円投資すればいいです。これなら外れのマイナス50万円の値はぐっと下がり、資産が減っていく確率は53%で賭けるよりは減少します。


125万円の投資なら約162万円に増えるか、そのままか、約111万円に減るかという感じです。

結果は必ずではないので期待通りに動かない場合の方が多いので、リターンとリスクの数字を+30%と+15%、-20%と-10%など複数用意すると現実的になります。



投資家の神様とされるバフェットは2000年以前の一時期は資産の4割がコカ・コーラ株となっており、これはケリー基準を用いないと合理的ではないので使っていたとされています。

この投資方法の最大の肝は、勝率の高い銘柄に多くの資金を投じるべきという考えで、同じ資金で勝ち負けの額がバラバラの勝負をしているとリスクを無駄に大きくし、リターンを無駄に減らすことに繋がるので、単なる分散投資では資産が増えづらいわけです。




これで長期的にリターンのある勝負を繰り返して、増えた資産を再び何割投資するかを決定し、一部は配当株など簿外にして安定収入を増やしていけば基本的に資産が減り続ける必要はないです。


ただし、この投資方法をやるには銘柄を分析する能力が必要で、リターンを計算可能にしないといけません。

リターンとリスクを読み間違えると最悪なので、慎重にいくなら10%だけど-50%を計算にいれたり、リターンは+30%と+15%を半々にしてなど最初は慎重な計算を入れて経験した方がいいでしょう。

それで精度が上がってくれば、複利で資産が増え出すので勝負しすぎない投資を安定して運用できるようになります。


このときに重要なのがアズームで紹介したような、PERがどれくらい変化するのか?の分析であり、現在が過去の平均から低PERで決算で業績好調からPER修正が入ると確信ができれば、そこをリスク/リターンを判明させて勝負します。

この待ち時間は暇で、利益か損か決まったあとは動きを決めるだけなので処理はすぐに終わるため、待っている間はゲーム、終わったあともすぐゲームと私はずっとゲームをしているわけです。


この方法だと負けが最初から確率的にインプットされているので、ああミスったは、でも勝率は全然プラスだから今年は十分に資産増えているなと、小さい1回の敗北をしただけでと割り切れるので感情が揺れ動くこともないです。


「あ、また勝った」

「今回は負けたねー」

私はこれくらいの感情で資産を増やしてますw

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