45歳と仮定すると1978年生まれで、大卒時年齢が2000年の就職氷河期の直後あたり、高卒ならど真ん中と、成長していく過程でバブル崩壊から景気回復失敗という私みたいな20代前半とは全く違う環境で社会を見ていた40代は優秀な経営者が多い印象があります。
40代の経営者は若者と言われた時代にWindows 98が出ており、欧米のスーパー起業家はWindows 98というキーワードでみんな将来が変わってまして、有名なのがイーロン・マスクでしょう。
私が知る限り、40代経営者以下は数字に強く、ITも比較的できる方で、M&Aもするというデータドリブンやスピード経営ができる人が多い印象です。
前澤友作氏は上であげた年齢に近い47歳で、日本で急成長したグロース企業や、足元急成長中の企業で40代の人が多いです。
30代ももちろんいます、30代で企業して会社をグロースさせた人は3.11で日本の事情から起業決心した方が多く、それぞれの年代には起業を決心する重要なイベントがあるように思います。
また、40代は特にそうですが、働くor起業くらいしか選択肢がなく、20〜30代はYoutubeなどアフィリエイトで十分稼げる時代に突入してしまったために、40代とそれ以下だとまだ現在はスケール感が違い過ぎ、30代以下の世代の成功者は規模感が小さくなってます。
ただ、40代が強い!はBtoBやBtoCの従来通りのパターンで
20代や30代はオタク×起業で成功する人が多い印象で、エニカラーなどがまさにそうで、インフルエンサーみたいな新しい人達をまとめるのは若い人である場合が有利で、VtuberやNFTみたいな新興勢力の成功者は若くなりやすいですね。
ただ、エニカラーが1兆円企業に到達するかというと?感がありますw
やはり、1兆円以上の企業というのが上場したような起業家にとっては目標にしないといけないと思っていて、そこに到達するにはBtoBやBtoCの今までの基盤に違うアプローチという方法が最適で、ニッチ戦略で1兆円に達するとすると何個ものニッチで覇権を握る必要があるでしょう。
30代と40代は10年差があるので、当然40代の方が有能でしょ?と思われると思うんですが、
私は上場企業を経営者の年齢や理由や目標から見るんですが、30代、20代と若くなるほどに悪く言うと小さくコンパクトなんですよね、私が将来性のある企業と見ている、うわ!優秀過ぎる人だな!と思った経営者も44歳で、なぜかこの辺の年齢に収斂してくるんですよね。
あとは日本企業で時価総額が大きくなるためには、市場を創造する以外では、医療関連や人材関連、製造業向けの技術関連など既にある市場で年齢がある程度高いところであり、若い場合はやりづらいだろうとも思います。
IT企業はイケイケ!!!と言われてますが、ただのIT企業で1兆円いくケースが日本だとあまりないので、IT前提の○○企業である必要があり、その○○が若いと人脈等でできないという点もあります。
NewsPicks運営のユーザベースが600億円程度で買収されたのを見て分かるし、ウマ娘やW杯のABEMAのサイバーエージェントが時価総額6000億円しかないように、若者に強ければ…がない現実の中で40代はちょうどいいんでしょうね。
10年後の40代に期待して投資したい。